ダイソン DC74 ヘッドの吸い込みが悪い|フェルトと蛇腹ホースの交換手順

対象機種:DC74 / V6 Fluffy系 更新:2026-08-21

DC74 / V6 Fluffy系の外観

先に結論です。 DC74のヘッドが吸わなくなったら、フェルト(黒いスポンジ状の帯)の劣化と蛇腹ホースの割れを、まず見てみてください。 どちらも部品の交換で改善する場合があり、必要な工具はトルクスT8ドライバーと10円玉。 作業時間は 40〜60分 ほど。工作が好きな方なら、ご自分でできます。

こんにちは。ダイソンの修理をしている「あやの手しごと」です。

今回は「吸い込みが悪い」という DC74 のヘッドを開けてみました。 見てみると、やっぱり 蛇腹ホースが傷んでいて、ついでに フェルトもだいぶくたびれていた ので、両方まとめて交換します。

同じ症状のとき、まず見てみる価値のある場所です。

用意するもの

フェルト交換に必要な道具

もの 用途 補足
トルクスドライバー T8 ヘッドのネジ全般 100円ショップにもある場合があります。ホームセンターだともう少し良いものが手に入ります
プラスドライバー(精密) ソフトローラータイプの上カバーのみ 今回のタイプでは使いませんでした
10円玉 ローラーの根元を回して外す 専用工具はいりません
ニッパー 古いフェルトを剥がす あるとまったく違います。 手で剥がすと何分もかかります
アルコール除菌シート・綿棒 糊あとの掃除 新しいフェルトの付きが変わります
磁石つきの小皿・ネジ入れ ネジをなくさないため 100円ショップで買えます

交換に使う道具一式

⚠️ 難易度は★★★(3段階の3)です。工作が好きな方向け。時間のあるときに、ゆっくり進めてください。

💡 Amazonなどで売っている「ダイソン修理キット」でも最低限のことはできますが、 少しやりづらい場面があります。T8は単体で良いものを1本買ったほうが、結果的に早く終わります。

手順1:ローラーを外す

10円玉を使います。ローラーの根元にある丸い部分に10円玉を差し込み、左に回すと外れます。

外したローラーには、髪の毛が巻き付いていることがよくあります。 ここを掃除するだけでも滑りがよくなるので、開けたついでに取ってあげてください。

手順2:底面のネジを外す

T8ドライバーで、ヘッドの底面のネジを外していきます。

⚠️ ここが一番大事です。ネジは3種類あって、長さが違います。

DC74ヘッドの分解図とネジの位置

  • 上側に 4本
  • 左右に 2本
  • 下側に 1本

長さが違うので、混ぜると入りません。 違う場所に付けてしまうと、内側から押されて本体に傷が入ります。

外したときに必ず場所ごとに分けて置いてください。 磁石つきの小皿があると安心です。

ネジを全部外したら、下のカバーを両手で持ち上げると外れます。

手順3:上のカバーを外して、蛇腹ホースを取り出す

下が開くと、中に 蛇腹ホースが見えてきます。交換するには上のカバーも外します。

上のカバーは少し硬いので、両手で持ち上げるようにして外してください。

⚠️ このあたりはプラスチックです。年数が経つと、力を入れなくても割れます。消耗品だと思ってください。

手順4:新しい蛇腹ホースを入れる

新しい蛇腹ホースを、差し込み口に合わせて入れていきます。

新しい蛇腹ホースと、取り付け中の様子

接続部分にはホコリが溜まっていることが多いので、入れる前に拭いてあげてください。

💡 冬にやる人へ。 蛇腹ホースは、夏はやわらかいのですが、冬になるとかなり硬くなります。 無理に力を入れず、ドライヤーで軽く温めながらやると、うんとやりやすくなります。

⚠️ 戻すときに、配線を挟み込まないよう気をつけてください。挟んだまま閉じると断線します。実際に何度か経験しています。

手順5:古いフェルトを剥がす

ここからフェルトです。手でも剥がせますが、ニッパーがあると圧倒的に楽です。

端をニッパーでつまんで、ゆっくり引き上げていきます。押すようにすると取れてきます。

剥がしたあとには糊のあとが残ります。 ここが残っていると新しいフェルトが付きにくくなるので、 アルコール除菌シートで周りごと綺麗に拭き取ってください。

細かいところは綿棒にアルコールをつけて拭くと、隅まで綺麗になります。

⚠️ アルコールは、まれに塗装を傷めることがあります。心配な方は見えないところで先に試してからにしてください。

手順6:新しいフェルトを貼る

貼り替えたフェルトとローラー

フェルトは3箇所に貼ります。長さがあるので、端から順に入れていくのがコツです。

  1. まず右側の穴に少し差し込みます
  2. そのまま溝に沿って、爪でなぞるように押し込んでいきます
  3. 長さが余ったら、折り込む感じで収めます

ウィンドキャップの部分も、溝に合わせて入れて、下に下げるようにして収めます。 本体側のフェルトはシールを剥がして、線に合わせて貼ってください。

手順7:組み戻す

外したときと逆の順番で戻します。

  • 横のネジは長いものを2本 / 短いネジは元の場所へ(手順2の注意点です)
  • 蛇腹ホースの口と、本体側の口の出っ張りをきちんと合わせる
  • 蛇腹の部分がはみ出していないか確認する
  • ローラーを差し込み、しっかりハマったのを確認してから、10円玉で右に回して固定

最後に、蛇腹がちゃんと収まっているか、まわりに浮きがないかを見て、完成です。

🎁 開けたついでに、ここもどうぞ

ヘッドを分解したときは、ローラーに巻き付いた髪の毛と吸い込み口に詰まったゴミも一緒に取ってあげてください。フェルトと蛇腹を替えて、まわりを掃除すると、ヘッドはまだまだ使えます。定期的にやってあげるのがおすすめです。

ソフトローラー(ボーラー)タイプの方へ

基本的な構造はほとんど同じですが、上の部分が外せるのが違いです。

そのタイプは、上カバーの1箇所だけプラスドライバーを使います。 出っ張りがあるので、そこにしっかり合わせてから差し込んでください。

さいごに

「吸い込みが悪い=寿命」と思って買い替えてしまう方が多いのですが、 今回の実機では、フェルトと蛇腹ホースを替えてまわりを掃除したところ、吸い込みが戻りました。 ※機種や個体の状態によって結果は変わります。

うちも最初は分解が怖かったのですが、ネジの種類さえ分けておけば、そんなに難しくありません。 手順どおりにゆっくりやれば大丈夫です。

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